うた、ことば、ふうけい。

合唱、作曲、その他いろいろなこと。

納豆を食べることを諦めることはできるか

ぼくは、毎晩納豆を食べている。
いきなり何の話だと思われるだろうが、今日のお題はタイトルにも書いたとおり、この毎晩納豆を食べる習慣を諦めることはできるか、というものである。

別に現状、納豆を諦める理由はどこにもない。しかし、もし仮にぼくにパートナーができたとして、その相手が大の納豆嫌いだったら……
自分が食べるのはもちろん、近くて他人が食べているのも我慢ならないという方もいるだろう。
もしそういう人がパートナーになったとき、ぼくは納豆を諦めることができるかという問題である。
(いろいろと突っ込みたいところがあるだろうが、ひとまずご容赦いただきたい。)

なぜ納豆を食べるのか

まず、毎晩食べていることからも分かるように、ぼくは納豆が好きである。好きじゃなかったら毎晩も食べない。
しかし、狂おしいほど好きかといわれたら、そうでもないと思う。少なくとも、納豆がなかったら生きていけないわけではない。

じゃあ迷うまでもなく、納豆を諦めればよいではないかと思われるかもしれないが、そうは問屋がおろさない……いや、これはちょっと言いたかっただけだが。
とにかく、納豆を手放し難いと思う理由があるのだ。
それは、一言でいえば「手軽さ」「コスパのよさ」である。

パックを開けて、タレとカラシをかけて混ぜれば立派なおかずになるという手軽さ。これももちろん魅力である。
加えて、こんなに手軽なのに、栄養価が高い。栄養価の解説は、納豆をつくっている会社のサイト[*1]に譲るが、これだけの栄養を、ほぼ混ぜるという作業だけで摂取することができるのである。
そしてきわめつけは、安さである。3パックのかたまりで80~100円程度なので、一食30円前後。
お手頃な価格で、お手軽に食べることができ、しかも栄養が豊富。もちろん、おいしい(とぼくは思う)。こんなに「うまい」食材はなかなかないのではないだろうか。

つまり、納豆を諦めてしまうことで、直接的にはそれまで摂れていた栄養が失われ、それを補おうと思えば、何某かの苦労をしなければならなくなるのだ。
……ええ、怠惰な人間ですの。

じゃあ……

もしどうしても納豆を諦めざるを得なくなったとき、何かいいモノはないだろうか……
そう思って、某グル先生に聞いてみた。「納豆 代替」と。こんなキーワードで検索する人が果たしてどれくらいいるのだろうか。

案の定、検索結果は少ない感じ[*2]だったが、一つ面白そうな食材を見つけることができた。
その名も「テンペ」。なんて名前だ。通っていた大学に「テンペ」と呼ばれている合唱団があったので、それしか思い浮かばない。

それはともかく、テンペとはインドネシアで生まれた大豆発酵食品らしい。大豆発酵食品なのだから納豆の仲間である。しかし、納豆ほどの香りはないらしい。これなら、納豆が嫌いな人の前でも食べられるかもしれない。また、納豆みたいに混ぜるだけとはいかないだろうが、普段食べているような料理に混ぜ込むことができるようである。手軽さは担保されているだろう。

まるで納豆?お肉の代わりにも?インドネシア発祥の「テンペ」は使い勝手抜群のスーパーフード!|Webマガジン「発酵美食」|マルコメ

(なんだか「案件」のにおいがしてきたが、案件でもなんでもないのでご安心を。)

しかし、肝心の購入そのものが難しそうである。まだ近くのスーパーを探したわけではないが、商品を検索できるネットスーパーで検索してみたところ、全然引っかからず。通販サイトで一応見つけることはできたが、普段は利用していないので少々面倒である。
(普通にスーパーで買えるというのも、当たり前過ぎて気づかなかったが、納豆の「手軽さ」の一つである。)
また、その通販サイトでは1kgで3000円弱とのこと。一パック40gが30円(つまり、1kgで750円)の納豆と比べると、やはり少し高いようだ。
(栄養価のことがあるので単純比較はできないが、テンペの方が栄養価的に優位というわけでもなさそうである。)

結局、納豆を食べるに越したことはないのではないだろうか。ええ。
どうか、納豆を食べられる毎日があらんことを。

※現実的には、テンペよりかはオクラやヤマイモなどのネバネバ食品を買うのが早いだろう。しかし調理がめんどくさい!
……この怠惰な性格をなんとかしたほうがよいかもしれない。

*1
実はスゴい!!納豆の栄養素 - 株式会社ヤマダフーズ|おはよう納豆
納豆の栄養価 | おかめ納豆 タカノフーズ株式会社

*2
「納豆」の検索結果が約2900万件なのに対して、「納豆 代替」の検索結果は約76万件。割合にして約2.6%である。意外と少なくないと感じる方もいるかもしれない。

(各サイトへのアクセス、検索結果はいずれも2020年5月7日時点。)