うた、ことば、ふうけい。

合唱、作曲、その他いろいろなこと。

勉強の仕方

自分はどのように勉強をしてきたんだろうと、回想してみる。

原点

まず、すべての原点となったのは、公文式である。これは断言できる。
「解き方を教わるのではなく、自分の力で教材の問題を解く学習法」、これで育ってきたとしか言いようがない。
公文式で勉強してきたのは数学だけだったが、公文式で身につけた学習法が他のすべての勉強に生きている。

学校での勉強

そんなわけで、学校の勉強は授業を基本に、分からなければ教科書や資料集、それと問題集の解説を読んで自分で理解することが多かった。授業やテキストだけでは分からなくても、問題を解いて、解説を読めば理解が進んだのである。もちろん、分からないことは先生に教えていただいたし、それでも100%理解できていたわけではないと思う。あと、高校の世界史は全然真面目に勉強しなかった。日本史は履修していなかったので、歴史をまともに勉強していないということになる。よろしくない……。
それはさておき、いわゆる塾には通っていなかった。授業、教科書・資料集、問題集、これで分からなければ先生に聞く。以上が学校での勉強に必要なリソースである。ただし、公文式で身につけた学習法が、ぼくの場合は追加で必要だったわけである。
なお、塾に通っていなかったのはぼくだけの話ではない。それどころか、公文式すらやっていない人が多かったんじゃないだろうか。必要なのは、できるだけ早い段階でその人なりの学習法を身につけることだと思う。

作曲の勉強

自分の力で勉強できるようになると、いろいろと便利である。いわゆる独学というやつである。

作曲の勉強も独学した。もっとも、古典的な和声の勉強は実はちゃんとできていないのだが。インターネット上に転がっている情報を漁って読んでいたのだが、そこに載っているのはたいていポップスのための理論だったからだ。Wikipediaなら古典的な理論も載っていないことはないが、正直あれだけ読んで理解するのは難しすぎる。

理論的な勉強のほかは、実際の楽譜を読むのが一番。とはいえ、ちゃんと古典的な理論も勉強しようと思う……。

プログラミングの勉強

最近になって、必要に迫られて勉強を始めたわけではなく、中学のときにニコ動を見ていたら「メモ帳でできるプログラミング」みたいな動画があって、面白そうだとやり始めたのがきっかけである。
余談だが、ぼくはそんなに真面目じゃない。高校で世界史を勉強しなかったこと然り、古典的な和声の勉強を未だにしていないこと然り、「やらないとなあ」といって何かをできる人間ではないのである。プログラミングも、最近になって必要性が高まってきたからという理由では、まともに勉強していたとは思えないのである。

そんなわけで、何の目的もなく(現実逃避くらいの目的はあったかもしれない)プログラミングを勉強したのである。もちろん最初は動画で教えられている内容を見よう見まねでやるわけだが、だんだん面白くなってきて、メモ帳ではできないプログラミングを独学した。1年くらいでやめたと思うが、自分で手を動かして覚えたことは忘れにくいもので、就職してから簡単なExcelのマクロを書くのに役立った。人生、何が起こるか分からないものである。

おわりに

その他、いろいろなことを独学したと思う。大学のときはちゃんと朝起きて授業に出ることができなかったので、自分で勉強してレポートや試験をどうにかしないといけなかった(なので試験100%の講義はありがたかった。最近はもうなくなりつつあるのだろうか)。ええ、決して褒められたことではないです。

閑話休題。世間を騒がせるニュースがあるたびに、「自分で情報を見極めることが大事」とよくいわれる。自分で情報を見極めるためには、自分で勉強し、理解する力が必要だろう。そう考えたとき、必要なのは「解き方を教わるのではなく、自分の力で教材の問題を解く学習法」なのかなと、個人的には思うのである。

やや棘のある記事になってしまった。批判は甘受する。