うた、ことば、ふうけい。

合唱、作曲、その他いろいろなこと。

再生の一年

今年、2022年は、自分にとって再生の一年だったと思う。

合唱に気疲れした2020年春。ちょうどその時に始まったコロナ禍。2020年も2021年も、なんとか生きていたし、楽しいこともあったが、最近になってようやく、自分という人間が再生した実感を得ることとなった。

そのきっかけは2つ。いずれも始まりは2021年11月、昨年の誕生月のことである。

ひとつは、合唱を再開したこと。あい混声合唱団(外部リンク)に入団し、演奏会やイベントへの出演、そしてコンクールへの出場があった。ブランクに苦しみもしたが、特にコンクールに向けた練習を通じて、以前の自分を超える成長ができたのではないかと思う。前回の投稿でも書いたが、休息期間を経て、合唱にかける思いがより自覚的になったのは、結果としてはよかったのかもしれない。
曲を作るのもそうだが、自分で作品ないし演奏を生み出すことは、ぼくの心にこれ以上ない喜びを与えてくれる。この喜びは、自分という人間にとっては欠かすことができないということを、強く実感した一年であった。

もうひとつは、アーティストのライブに行くようになったこと。元々、いわゆるポピュラー音楽はたくさん聴くほうではないが、何かしらのきっかけで好きになったアーティストが何人(組)かいる。
今では一番好きなSHISHAMO(外部リンク)も、好きになったきっかけは、大学時代のコンビニバイト中に流れていたBGMが気になったというものである。そこからCDを買い、曲を聴くようになり、ファンクラブにも入ったのだが、ライブには行けていなかった。
2021年11月。いつか行こうと思っていたライブに、ついに行くことに。そこで聴いた音楽、得られた体験は、そこでしか味わえないものだった。今となっては、どうしてもっと前から行っていなかったのだろうと思うくらいに、楽しかったし、感動した。正直、ライブ後に聴いたCDの音源が味気ないと思うくらいに、あの空間での演奏が恋しくなった。
そこからは堰を切ったように、ライブに行くようになった。YouTubeを通じて好きになったシンガーソングライターもいて、もちろんその人たちのライブにも行った。どのライブも楽しかったし、たくさんの力をもらえた。そして、ライブに行くことで、そのアーティストのことがより好きになったし、距離も近く感じられるようになって、普段の投稿も愛おしくなった。

合唱活動と、アーティストの追っかけ。この2つが、自分にとってとても大切なものであると、強く感じる一年となった。その集大成であるかのように、11月20日全日本合唱コンクールでは自分の中でも最高の演奏ができて、団としても2位金賞をいただいたし、11月26日(誕生日)のSHISHAMOのライブは、ここまでがんばってきて本当によかったと思える、最高の時間であった。

この2つを大切にして、2023年も駆け抜けていきたい。特に合唱活動では、さらに一歩進んだ取り組みをしたいと考えているが、それはまた来年に。