うた、ことば、ふうけい。

合唱、作曲、その他いろいろなこと。

4年半ぶりのKitara、あの時とは全然違う自分

昨日、札幌コンサートホールKitaraにて、リトルスピリッツ・THE GOUGE・あい混声合唱団によるジョイントコンサートが行われました。
あい混の団員として東京から参加し、楽しい時間を過ごすことができました。

単独ステージでは、宮本先生の『Quo Vadis?』を初演。緊張感に包まれながらも、音楽の波にうまく乗った演奏ができたのではないかと思います。
昨年の『アモール・ファティ』と比べて、音楽的にも内容的にも難しかったですが、とても面白くやりがいのある作品でした。部分的にsoliや風鈴も担当させていただき、貴重な経験ができました。

合同ステージでは、松本望先生の作品を3曲演奏しました。「アポロンの竪琴」「Finale」「やがて音楽が」……最初にこの3曲をやると聞いたときは「正気か!?」と思いましたが、実際には、ただただ贅沢な時間でした。
偶然にもこの3曲は、いずれも演奏したことがあったので、その分譜読みの負担が少なかったというのもありますが、本当に楽しかったです。
スペシャルステージ(?)として、三善先生の『であい』(これも歌ったことがあり、ひとりで勝手にチートした気分でしたw)、松本先生編曲の「時代」。このジョイントコンサートにふさわしい締めくくりでした。

ここに集った先生方、合唱団、そしてホールも、もちろん作品も、何もかもが豪華な演奏会だったなあと、改めて思います。あっという間に終わってしまったのだけが、名残惜しいです。
(意識としては、初演に対する緊張感がやはり大きかったかも。)

さて、タイトルにも書きましたが、ぼくにとっては4年半ぶりのKitaraでした。2018年秋、北海道で行われた全日本合唱コンクールに、クール シェンヌの団員として出場しました。
あの時の自分はまだまだ未熟で、音楽のことはもちろん、ホールの素晴らしさを楽しむ余裕がありませんでした。何なら、ステージの記憶すらまともに残っていなかったのです。
そんなわけで、今回2回目のKitaraだったのに、懐かしさといったものはほとんどなく、ある意味、新鮮な気持ちでその素晴らしさを感じることになりました。これは後付けの感想かもしれませんが、それだけ成長できたのだなと、ここまで合唱を続けてきてよかったなと改めて感じました。

今後は、イベントなどもありますが、コンクールに向けて地道に努力する期間がまた始まるのかなと思います。昨年のコンクール期間に大きく成長した実感があるので、今年も地道に練習を続け、成長し、より音楽を楽しめるようになりたいなと思います。

また、歌の活動のみならず、自作品の演奏企画を進めたり、新しい曲作りや勉強に取り組んだりして、作曲家としても活動していけるようがんばりたいと思います。

3回目のKitaraがあるかどうかは分かりませんが、ともかく常に成長して、そのときどきで新しい景色が見られるようにしていきたいです。

最後に、このジョイントコンサートの運営に携わられたみなさん、本当にありがとうございました!