うた、ことば、ふうけい。

合唱、作曲、その他いろいろなこと。

その先へ - はじまりを越えて

3月30日、31日と、2日連続で演奏会に出演しました。

どちらも団を立ち上げてから第1回目の演奏会で、新しいものを作り上げるという意味で、並でないエネルギーを注いできたように思います。
その新しさというのは、単に新しい団というだけでなく、それぞれの団のコンセプト自体が、これまでにないものでした。
かたや、合唱総合エンターテインメントと銘打った劇場的な公演という新しさ。かたや、扱う曲自体は現代合唱界での名曲だけど、組曲(曲集)をフルで4つも扱うというとてもヘビーな演奏会、これだけの熱量をもった演奏会は、手前味噌ながらなかなかないものだと思います。
まずは、無事に第1回の演奏会が終わったこと、それに参加出来たことに、感謝の気持ちでいっぱいです。

正直、本当にしんどいと思ったこともありました。やり切って改めて感じましたが、この2つの演奏会にフルで参加出来たこと自体、運のおかげもあると思います。仕事の面が大きいですが、合唱にこれだけのエネルギーを割けたことはそれ自体、とてもありがたいことです。
あとは、大学での合唱を4年間やって、まがいなりにも地の力があったのも大きいと思います。好きなことに思いっきり取り組むこと、それを続けることによる力の大きさもひしひしと感じています。
何はともあれ、この2日感、私は幸せな時間を過ごすことができました。

さて、合唱団が新しく作られること自体は、それなりの頻度であると思います。しかし、なかなか続かないものという話も聞きます。
今回私が関わったこの2団も、これからどうなるか、どうしていくかが大事になるでしょう。それぞれの団への私の関わり方も違うので何ともいえませんが、このご縁は大事にしたいですし、団がこれからも続いていくよう、何かしらの形で関わり続けていきたいと思います。

また、私自身、次なるチャレンジをしていきたいと思っています。すでにひとつ、新たなチャレンジをすることも決定していますし、機会があれば積極的に色々なチャレンジをしていきたいです。
別に真新しいことをしようというものではなく、これまで合唱を通してやってきたことの延長だと考えています。ぼくにはやっぱりこの道しかないし、この道がいいと思います。
この2団は、そういうチャレンジができる場所でもあるのかなと思います。もしそうであれば、本当にありがたい限りです。

改めて、私は本当に幸せな気持ちです。2日連続ということで、冷静にならざるをえない部分も多々ありましたが、私の心はちゃんと満たされています。

My heart will be blessed with the sound of music And I'll sing once more
(The Sound of Musicより)